気ままな投資・節約ブログ日記

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2019年イギリスのEU離脱問題でポンド、ユーロから目が離せない!

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おはようございます!ぼ~ぬん(@beaune1011)です。

ブログを読んで頂きありがとうございますm(__)m


12日、メイ首相の離脱協定案に対する投票が行われ149票差で否決になり、日本時間14日午前4:00にイギリスが合意な離脱を選択するかの同義を提出する予定です。

*執筆時13日/22:00

 

流れとしては合意なしの離脱は避けたい(イギリス経済に大打撃)ので、3月29日に迫った期限を延長しようという考えが概ねの見方です。

 

離脱への懸念材料

やはり離脱にあたり一番難航しているのが北アイルランドをどうするかということ。

 

そもそもアイルランドは、英国連合王国に残ることを希望するユニオニストと、アイルランド統一を支持するナショナリストとの争いがあった訳ですが、1922年に32あった州の内26州は英国領から独立、残りの6州は北アイルランドとして英国領に残こります。

 

その後、対立は深まり紛争が起き、1998年に平和交渉(ベルファスト合意)が結ばれ南北の間に国境がなくなり、人や物、お金が自由に行き来できるようになっています。

 

ただ、イギリスのEU離脱によりこの国境に関し問題として取り挙げられています。

 

現在アイルランドと北アイルランドでは、貿易におきる関税、税関のチェックは必要ありません。

 

これはイギリスがEU間での関税同盟だからです。

 

しかし、EUが離脱後も関税同盟に残留すれば問題はないのですが、イギリスはメリットがないため(そのための離脱)関税同盟からも離脱したい意向を示しています。

 

もし、イギリスが関税同盟から離脱すれば、北アイルランドにも国境のようなものを作る必要があります。

 

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この線引きとして北アイルランドをイギリス側に引くかアイルランド側に引くかで意見が対立しています。

 

北アイルランドをイギリス内に収めれば、今までのように北アイルランドとアイルランド間で自由に貿易ができませんし、アイルランド側に引けば、北アイルランドとイギリスの分断に繋がりかねません。

 

EU、イギリス共にベルファスト合意は最優先事項と言う気持ちがあるので、国境(ハード・ボーダー)は避けたいと考えていますが、もし解決策が決まらなかったり遅れた場合でも設置しないようバックストップとして、いくつもの案が出されています。

 

EU側はイギリスが離脱後も一生関税同盟に残留すること。そうすればアイルランド国境問題は解決する主張していましたが、当然イギリスは反対(イギリスにとってデメリット)。

 

イギリスは提案として一時的に関税同盟に残留し、その間に国境問題を解決していくなど意見を出しましたが、双方解決する糸口は見つからない状態です。

 

今後予想される事

①21日、EUサミット開催による動向

②離脱の期限延長

③2度目の国民投票

④総選挙

⑤合意なき離脱

⑥離脱なし

 

など挙げられます。

 

個人的に期限延期がもっとも考えられそうですが、以前EUとの交渉事でドイツのメルケル首相は「離脱の再交渉は不可能」、またフランスのマクロン大統領も「イギリスの内政問題を解決するために譲歩することはない」と発言するなど、かなり悲観的な発言をしているので、EUに力を持つドイツ、フランスが延長に難色を示すとどうなるか怪しい点も見受けられます。

 

どちらにせよ、2019年はポンド、ユーロかなり乱高下するのではないでしょうか。