パスタマシンで手作り生パスタ(フェットチーネ)を作ってみた!
おはようございます!ぼ~ぬん(@beaune1011)です。
ブログを読んで頂きありがとうございますm(__)m
先日、パスタマシンを購入したので、自宅で生パスタを作ってみました。パスタマシンがあれば家庭で簡単にモチモチした自家製の生パスタを作ることができます。
乾麺とはまた違った食感を楽しむことができるので、パスタが大好きな私は購入してから頻繁に使用しています。
今回はパスタマシンを使用感、生パスタの特徴、作り方について纏めてみました。
生パスタの特徴
一般的に家庭で食べられているパスタは乾燥パスタがほとんどだと思います。
私もパスタマシンを購入する前は、ディチェコのパスタを良く購入していました。
パスタの原料は小麦粉が主となりますが、イタリアでは乾燥パスタには「デュラムセモリナ粉100%でなければいけない」という決まり(法律)があります。
もっと細かく言うと、「保存料、着色料も使ってはいけない」とか、セモリナ粉100gに対して卵の割合が決められていたりもします。
*デュラムセモリナ粉(粗挽きの硬質小麦粉)
一方、生パスタは「セモリナ粉じゃなきゃいけない」と言う決まりはありません。
強力粉、薄力粉、セモリナ粉、卵、など自分好みの配合で、中には生地の中にイカ墨やジェノベーゼ、ほうれん草などを入れて作ったりもします。
生パスタの最大の特徴は、歯切れの良いコシのあるモチっとした食感です。
また、乾燥パスタよりもソースと絡みやすく(生パスタは水分を吸収しやすい)、小麦粉本来の風味も感じられるので美味しく頂くことができます。
ただし、乾燥パスタより保存期間が短い、茹でてから伸びやすいのが欠点なので、仕上がったら早めに食べるのが良いと思います。
専門店では生パスタを売りにしているお店も見かけますね(^^)
茹で時間も乾燥パスタと生パスタで違います。形状種類にもよりますが、乾燥パスタが5~8分ほどかかるのに対し、生パスタでは、2~4分ほどで茹で上がります。
生パスタの保存方法
一番良いのは、カットしたてのパスタをそのまま茹で召し上がるのが美味しく頂く方法ですが、もしカットしたパスタを保存するのであれば、15~30分ほど自然乾燥させてから冷凍保存するのが良いと思います。
パスタハンガーを利用すると簡単に干すことができますが、干しすぎると「パスタが折れやすくなる」のと、打粉をしないと「パスタがくっついてしまう」ので、カットし終わったら必ず打粉をした方が良いでしょう。
私の保存方法は、パスタ作り工程の中で「ボール状」にして1時間ほど寝かせる工程があります。
この状態のとき、冷凍庫に保存。食するときは翌日に事前解凍して食べる前に解凍したボール状態の生地をカットして食しています。
生パスタを簡単につくるための道具|パスタマシン
生パスタを作るのに活躍するのがパスタマシンです。
パスタマシンがなくても作ることはできますが、伸ばす作業、カットする作業が非常に大変なので時間と手間がかかります。
パスタマシンは伸ばす作業、カットする作業を簡素化させてくれるので、初めて挑戦する人でも簡単に生パスタを作ることができます。
今回使用したパスタマシンは、MARCATO(マルカート)社が販売するATLAS150(アトラス)パスタマシンです。
商品の詳細は、以前記事に纏めてあるので見て頂けたらと思います。
ATLAS150は、標準装備として2つカッターが備わっているので、フェットチーネとタリオリー二2種類のパスタを作ることができます。
生パスタの作り方
作業工程を3通りに分ける
生パスタをつくるにあたり費やす時間は、約1時間20分必要です。
生パスタ(麺)だけに「1時間20分もかかるの」と思う方もいると思いますが、作業工程を3工程に分けると、「生地をつくるのに10分」、「寝かせるのに1時間」「伸ばす&切るに10分」と分けることができます。
寝かせる時間は睡眠時間中に寝かせれば、何も労力は掛かりません。
生地をつくるのは、事前にやってストック(冷凍保存)することができるので、暇なとき10分活用すれば作ることができます。
「伸ばす&カットする」作業もパスタマシンを利用すれば10分でできるので、お湯を沸かす時間中に生パスタ(麺)をつくることができます。
生地をつくる
強力粉・・・500g
卵・・・5個
オリーブオイル・・・大さじ1杯
塩・・・少々
メーカーの説明書では、デュラムセモリナ粉250gと薄力粉250gを推進していましたが、薄力粉を使うと腰があまりでないのと、セモリナ粉はちょっと高いので、原価を抑え且つ腰のある生パスタをつくると考えると強力粉500gでつくるのが良いかと思います。
因みにアマゾンのディチェコ価格と今回使用したスーパーの強力粉の値段を比較してみると
ディチェコ500g:246円
強力粉1kg:258円
約2倍近く値段が違います。
全ての材料をボールに入れます。
後は良く練りこむだけ。
最初はぼそぼそして纏まらないですが、5分くらい混ぜ込めばしっとりしたボール状になります。
はっきりいって簡単です。10分もあればできるでしょう。
ボール状にした生地をラップで包み、1時間寝かせます。
1時間経過したら500gの生地を4等分にします。
画像では3等分になっていますが、4等分のほうがカットしやすいのと、大体1人前として4等分(約130g)なので1/4にカットして作業を進めています。
カットした生地は1つずつラップに包みます。
私はこのときに冷凍庫に保存。
食べる前に解凍してカットできる状態になったら、パスタマシンを使って仕上げています。この方がストックすることもでき、時間を無駄に使わずに済みます。
伸ばす&カット
パスタマシンのダイヤルを「0」(一番幅が広い状態)に合わせます。
生地がローラーの幅に入るよう伸ばします。
伸ばした生地をローラーにかけます。
ローラーにかけた生地を半分におります。
このとき打粉をした方が良いでしょう。
半分に折った生地を再度ローラーにかけます。
ローラーから出た生地は、再度半分に折ってローラーにかけます。この作業を5回くらい繰り返します。
この作業をすることでパスタに腰がでるので、手間ではありますが行った方が良いでしょう。
5回ほど繰り返したら、ダイヤルを1にしてローラーの幅を狭め、生地を伸ばしていきます。
ダイヤル1が終わったら次は2へと。メモリの数が増えるほど薄い生地に仕上がっていきます。
メーカーではフェットチーネを作る際、メモリを7番(0.35mm)に設定することを推奨していますが、若干薄いのかなとも思います。
ですので、私はメモリ5番(0.8mm)の厚さでカットして、腰と弾力のある食べ応えのあるパスタに仕上げています。
薄く伸ばした生地をカットローラーで切ります。
上部位でカットするとタリオリーニ(細目)、下部位でカットするとフェットチーネにしあがります。
生地をお好みの方に合わせ、ハンドルを回せばキレイにカットすることができます。
因みに上画像はタリオリーニで下画像はフェットチーネです。
カットしたパスタを保存するなら、パスタハンガーなどを使い15~30分くらい干した方が形も整いパスタ同士もくっ付かないです。
完成品
こちら自家製シソベーゼを練りこんだ生パスタ。色合いも綺麗でパスタ自体にもシソの風味があるのでとても美味。
通常卵を5個使用するのを1個減らし4個で仕上げています。またオリーブオイルも加えていません。
シソベーゼが入るぶん水分量が増すので、卵とオリーブオイルで水分量を調整しました。
シソ入り生パスタを自家製ベーコン入りトマトソースで仕上げてみました。
やはり手作りのベーコンは絶品。市販のものとは奥行が違います。同じ手順で作ったトマトソースでも、手作りで作ったベーコンを加えると別物のトマトソースに仕上がります。
こちらは自家製スモークサーモンのクリームパスタ。
生クリームをベースに仕上げたクリームパスタは濃厚絶品。隠し味にブランデーを入れたので風味が増しています。
また、自家製スモークサーモンとクリームソースとの相性がとても良く、フェットチーネが濃厚クリームソースと良く絡み美味しく頂くことができました。
さいごに
パスタマシンがあれば生パスタを作るのは非常に簡単です。できも良く、味も良い、そして原価も抑えることができるので家計にも優しいです。
なにより生パスタ(麺)を作る作業が楽しいので、今回の商品は買って良かったかなと(^^)
生パスタだけじゃなく、ラザニヤや餃子の皮、うどん、そばも作ることができるようなので、色々チャレンジしてみようと思います。